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石田徹也の世界

komaki (2009年1月28日 14:31)


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昨年の暮れになるが、練馬区立美術館で開催されていた石田徹也展に足を運びました。

いつだったかNHKの日曜美術館で放映されてから知った作家。
もうすでに31歳で死去している。若い作家だ。
なので、本書は遺作集になる。10年の活動がそのなかにある。

作品の多くに出てくる人物は、うつろな眼、社会のすべてを皮肉っている。
段ボールになった男、校舎にくくられた少年、燃料を入れるようにホースをくわえて牛丼を飲み込むサラリーマン。
怒っているのか、悲しんでいるのか、寂しいのか。

作品の第一印象で、たいていの人はショックを受ける。言葉を失う。

本人のインタビューに「絵にメッセージは込めていない」としている。
メッセージを込めるなんて、駅前で拡声器を使って聞かれもしない話をしているようなものだという意味だ。

だからこそ、多くの人が足を止め、見入る。
誰もが社会に感じている不安や孤独感や、怒りがそこにあり、自分と社会との接点を照らし合わせて観てしまうのでしょう。

今回の展示会には「僕たちの自画像」とあった。まさしくそのとおり。

ぜひ、沖縄でも展示会を持って来れたらと感じます。なるべく多くの人に見てもらいたい、知ってもらいたい。これは、「今」観るべき作品です。

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