DNA解読で「顔」までわかる
kisocci (2009年2月18日 10:26)
ペンシルバニア州立大学のマーク・シュライバー博士によると、ある採取したDNAを解析することでその持ち主の実際の顔画像を再生することが可能であるとのこと。これは法医学にとって驚くべき新たな局面に入ったと各紙で伝えています。
Forensic Molecular Photofittingと呼ばれるこのテクノロジーは、あらかじめ収集した皮膚の色や顔の構造を決める様々なDNA情報と、検体のDNA情報とを照合していくことで、持ち主の特徴を導きだしていく手法です。
さらにシュライバーは博士は、目尻や口角、鼻の頭といった顔上のパーツを特徴づける固定点とそれに寄与する特定の遺伝子との関連づけができた、あとはそれに基づきコンピュータ上で顔を再構築できるであろう、と言っています。十分なサンプルを持つことで、より正確な顔を構築できるそうです。
DNA sample may be enough to build an image of your face (Irish Times)
特に欧米では様々な人種で社会が構成されていますから、人種的系統や肌の色を遺伝的に特定していくことは犯罪捜査には非常にメリットが高いといえるでしょう。一方で「人権」というある意味で非科学的な観念との整合性をどうしていくのかも引き続き議論されていくことと思います。
仮にもgoogleなどがサンプルの塩基配列を蓄積し、照合サービスをはじめたらどうなるでしょう。将来、塩基配列をgoogleの検索フィールドに入力したら(いったい何桁あればいいのか)、画像検索で相当する顔画像が返答されてくる世の中になっているかもしれません。
さて「沖縄」に目を移すと、昨年理化学研究所より次のような研究が発表されました。
Japanese Population Structure, Based on SNP Genotypes from 7003 Individuals Compared to Other Ethnic Groups: Effects on Population-Based Association Studies (AJHG)
日本人のDNAを解析すると「本土型(Hondo Cluster)」と「沖縄型(Ryukyu Cluster)」に分けられるのだそうです。たしかに我々も日常生活の中で、「沖縄ぽい」とか「本土ぽい」などと人の顔を評することはありますが、DNA的にも強く確認された形です。
1人あたり約14万個所のDNA塩基多型を用いて日本人の集団構造を解明(理化学研究所/プレスリリース)
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